ご縁の先へ

島根県邑南町羽須美で地域の人や仲間たちと関わりながら自分の夢を実現する道のりをつづるブログです。

おおなんDIY木の学校-共通科目受講レポート-

 

島根県邑南町の実際の空き家改修現場を舞台にDIYの技術が実践で学べるプログラム「おおなんDIY木の学校」の共通科目を受講しました。

 

おおなんDIY木の学校は、田舎体験と木の魅力を学びDIY木材加工技術を身に着ける「共通科目」と土壁の再生や床の再生など項目ごとに空き家改修の技術を身に着ける「専門科目」があります。

 

いずれも1泊2日で参加費は20,000円(宿泊費、食費込み)です。

 

www.hasumi.shimane.jp

 

今回私が参加した日程は9月3日(火)と4日(水)の1泊2日でした。

 

以下、カリキュラムです。

 

1日目

13:00~15:30 視察研修(旧山崎家見学、木材市場にて見学とチェンソー体験)

15:30~16:00 mikkeにて休憩

16:00~17:00 西蓮寺山門と阿須那の町見学、終了後、休憩

17:30~19:00 mikkeにて木材の樹種と特色、木材加工具の基礎知識

19:30~20:30 夕食、交流。終了後、各宿泊所で入浴、就寝

2日目

7:30~8:30 各宿泊所にて朝食

9:00~12:00 木材加工実習1 木材加工道具 終了後、昼食

13:00~15:00 木材加工実習2 電動工具:木箱の作成

15:00~17:00 木材加工実習3 木材加工機械:まな板の作成 解散

 

 

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旧山崎家の見学です。

 

大きな茅葺屋根が特徴の家屋で、ここ最近、茅の入れ替えをしたそうです。

 

倉の大きな曲がった梁、松の木だそうですが今ではこんな木は手に入りません。

 

とても貴重です。

 

建具も貴重なものばかりで胸が躍る見学でした。

 

 

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邑南町の木材市場に移動しここでチェンソー体験と木材の流通に関する説明がありました。

 

直径20センチ弱の木材をチェンソーを使って丸切りする体験をしました。

 

力を入れずに楽に切ることができました。

 

常に安全に楽に切れるコンディションにしておくには日ごろのチェンソーのメンテナンスが大切とのこと。

 

このメンテナンスについても教わりました。

 

 

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今にも泣き出しそうな空模様の中、西蓮寺山門の見学をしました。

 

西蓮寺は山の中に突如現れる小さな集落にあります。

 

石の土台に固定されずただ乗っているだけの山門です。

 

緻密な彫刻が素晴らしい門です。

 

 

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西蓮寺山門見学の後は今夏、阿須那に開業したゲストハウスとカフェmikkeで木材の樹種と特色、木材加工具についての座学でした。

 

板目と柾目(まさめ)の違い、木材の反りに関することなど知らなかった多くのことを学ぶことができました。

 

木材は使用するところによって使い分けが必要で適当に使っていると腐食や反りなどの不具合につながるということが理解できました。

 

この座学で1日目は終了、mikkeで夕食、参加者みなさんの自己紹介、交流タイム、就寝となりました。

 

それにしても平日にも関わらず8名くらいの参加人数ですのでDIY講座のニーズは高いようです。

 

参加された方は建築関係の方以外にもDIYに興味がある方や実際に空き家を購入して改修される方などもおられました。

 

 

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2日目は町内にあるほたるの館で木材加工の実技講習がありました。

 

講師は大工をされている佐々岡さんでした。

 

替え刃ノコやさしがね、金づちなどの手道具の使い方、ドリルドライバーやインパクトドライバー、据え置き型丸鋸など電動工具の使い方を教わりました。

 

ハンディータイプの丸鋸は危険なのでレクチャーのみで触れることはできませんでしたが、据え置き型は実際に使って木を切ることができました。

 

一通り道具の使い方を教わった後は用意された木材を使って木箱とまな板の作成をしました。

 

デザインや組み立て方など参加者みなさん多種多様です。

 

私はオーソドックスな形、失敗をしながらなんとか完成しました。

 

この失敗から多くのことを学びました。

 

失敗をすると失敗をした部分に詳しくなり、また別の部分で失敗をしてそして学び、その集合体がスペシャリストだと思います。

 

私は設備の保全が仕事です最初は失敗ばかりでした。

 

失敗を繰り返していき気づけばこの道15年です。

 

センスや器用不器用は関係ない、我が道を行けばいい。

 

妙な納得感を得た木材加工実習でした。

 

 

さて今回受講した雑感ですが「学校の工作の授業」ですね。

 

空き家のDIYリノベーションもまずは工作から。

 

まずは身近な小物入れなどの制作をしていってDIY技術を上げていくのも良いと思いました。